劇場版!あにめチック
あにめチック観光協会
海外激安アニメDVDショップへの道!+
プロローグ  ※屋の前で裏切りを
第 1 幕     モンゴル
第 2 幕     ブルネイ王国
幕 間      ホーチミン
第 3 幕     カンボジア
第 4 幕     バ リ 島
第 5 幕     東ティモール
エピローグ   東アジア制覇宣言
第2幕 ブルネイ・ダルサラーム
【踏査日】2010年8月下旬  【レポート】ペロッと斬♪鮫
ベトナム・ホーチミン市近郊にあります
タン・ソン・ニャット国際空港から『あにめチック』です!

や〜、2年ぶりですな〜。ホーチミン!
さて! 東アジア空白域への道! 第2弾として
コレからブルネイ王国に飛びたちます!

通常、ブルネイ王国への経由ルートは
シンガポールかクアラルンプールがメインルートですが
今回は、このあとカンボジアをセットで攻略するため
なるべく日本に近く、直線的に乗り継げる地として
ココ、ホーチミンを選択しました!

それでは、ブルネイまでの飛行機をご紹介します!

私をブルネイまで運んでくれるのは

ロイヤル・ブルネイ航空です!
オーッ! さすがブルネイ王室御用達!

ゴールドを意識した機体色ですね〜!
しかも! 今回、私が手配した座席は、なんと!

ビジネスクラスだったりしま〜〜〜〜〜す!
やったぁぁあああ! ついにビジネスですっ!
苦節5年にわたる、この不毛な旅
初めてのエグゼクティブな体験!
しかも、その初めてがロイヤルなブルネイ航空とは!
‥‥などと、感動半分、ビビリ半分で座席に着くと
お祈りの説教が機内放送で流れ出しました‥‥

ときは21世紀! 科学技術の粋を結集して創られた
飛行機文明な旅も、イスラム圏での空の安全は
アッラー頼みとは‥‥
お祈りが終わって、神妙と微妙が入り混ざる空気の中
そこにスッチーがオシボリと雑誌を持って
音もなく忍び寄る!
スッチー『サイトK様。オシボリをどーぞ?』
サイトKは人間の名前だ。コレからは人形の名前を呼ぶように
スッチー『は? ニックネームですか? どんな?』
私の名はペロッと斬♪鮫!
スッチー『ペイロード・キリサメ?』
違う! ペロッと斬♪鮫だ!
スッチー『キリサメ様では?』
ダメだ! ペロッと斬♪鮫。それ以上もそれ以下もない!
そんなクダラナイお説教をして、離陸が5分遅れたトコで

よーやくBI381便はタン・ソン・ニャット空港を離陸!
さらば! ホーチミン! また1日後に逢おう!
かくして気丈なまでに機上の人となった私に
再びスッチーが忍び寄る
スッチー『ペロト斬♪鮫様。お食事をお持ちしました』
ペロトではない! ペロッとだ! 紙に書いてやる!
‥‥とローマ字で書いた紙を手渡し、食事を受け取る

うわっ、贅を尽くしたブレックファーストだ!
塩と胡椒がビンに入ってやがる!
コレがビジネスクラスの世界か!
思えば、何を伺うにしても
満面のオリエンタル・スマイルを浮かべ
名前で呼ぶスッチー‥‥エコノミーでは考えられない!
ヤツら、ホントに同じ種族か?

スッチー『ペロットリ斬♪鮫様。メインディッシュでございます』
惜しい! リはいらない! ペロッと斬♪鮫だ!

しっかし、朝からビーフカレーを出してくれるとは‥‥
エコノミーの連中、良くこのカロリーで太らないな!
ダメだ。前菜をホンキで喰い過ぎた!
ココは一つ、残りは折り詰めに‥‥‥ハッ!
いかん、いかん! メッキが剥がれる!
身も心もエコノミーな私がいる!

コレはアジアNo.1のブルネイ王国のフラッグキャリア!
そして私はアジアNo.2の日本国民!
ココは一つ、アジアの金持ちとして振る舞おう!

かくしてビーフカレーが下げられたトコで
不意に尿意をもよおす!
そーゆえばこのロイヤル・ブルネイ航空のトイレは
金張りの洗面台があるとゆ〜ウワサぢゃないか!
どら! ココは一つ物見遊山をかねて、いざ! トイレへ!
ギャレーには、私の渡したメモで
必死に私の名前を学習をするスッチーの姿が!
それを押しのけ、問題のトイレのドアを開く!
さあ! ロイヤルブルネイ航空自慢の金ピカ・トイレ!

な、なぬーーーーーーーーーーーーーーーっ!
フツーぢゃないか! ロイヤルブルネイ航空!
ボルキア王室の贅を尽くした金ピカはドコに!
クッソー! しょせんはホーチミン便!
エアバス320型機に王室は乗らないとゆーのか!
しかたなく、すごすごと座席に戻り
液晶画面を取り出してフライトマップを見ると

ウワサのメッカ方位マップは健在だった‥‥
そんなこんなで波乱に満ちたビジネスクラス攻守戦
ベルトサインが灯り、降下を開始

いよいよアジアNo.1の億万長者の国、ブルネイに到着か!

ブルネイ・ダルサラーム‥‥『永遠に平和なブルネイ』と称し
ボルキア国王の庇護のもと所得税、医療費、教育費が無料とゆ〜
やや浮世離れした、その小さな国の正体は

南シナ海の地下に豊富に蓄えられた石油により営まれ
この石油の90パーセントがタンカーで日本へと運ばれてる
とくにマラッカや中東での情勢が悪化してる昨今
ココの石油の依存度はデカい‥‥‥
つまり。日本の繁栄が続く限り『永遠に平和なブルネイ』か!
‥‥と、勝手に納得したトコで

見えました! ボルネオ島です!
見たトコ、ごくフツーの南の島のよーですが
制度的には所得税ゼロ! 経済的にはアジアNo.1!
高度が下がるにつれて、その違いがわかってきました
整備された道、庭付きの家、手入れの行き届いた樹木‥‥
明らかに違う! ベトナムとも、他のアジア諸国とも!
そして、ついに目的地が姿を現しました!
ココがブルネイ・ダルサラームの王都
ガンダム・スリ・分が合わんです!

ま。確かにあんなデカブツ盗んでも
換金できないし割に合わないでしょーけど
そんな低能なギャグは入りません!
改めて! ブルネイ・ダルサラームの王都

バンダル・スリ・ブガワンです!
オーッ! 街の主要ポイントが丸わかり!

わかりやすい! わかりやすいぞ! ガンダム!
かくしてブルネイ国際空港へと軽やかにランディングし

ややトロピカル感を彷彿とさせるターミナルビルに到着

後ろのエコノミーな連中を差し置いて
まずは私たちビジネスクラスから降機です
スッチー『ペロッと斬♪鮫様。またの御搭乗をお待ちしております』
うやうやしく別れを告げるスッチーに
『ああ。また明日、乗るよ!』
と返答すると、一瞬、顔が青ざめるのがわかった
どーやら明日のホーチミン便も彼女が担当のようだ
ボーディング・ブリッジを渡り、ターミナルを歩くと
なんだか見覚えのある文字が‥‥

日本直行便がないつーのにこのアリサマ‥‥
さっすが石油のお得意さんです!
入国管理官は、日本国パスポートを見るなり
ほぼノーチェックで入国印を押し
税関でも申告書を差し出す私に首を振る‥‥
かくして、到着後わずか7分で出口ホールへ

すげぇーな! 持つべきモノはお得意さんです!
ずいぶんご機嫌ぢゃねえか。大口を叩いていられるのは今のうちだぜ? 第1場 ダウンタウン→
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