劇場版!あにめチック
あにめチック観光協会
海外激安アニメDVDショップへの道?!!!
幕 間     黄金の三角地帯
第 6 幕     ビエンチャン
第 7 幕     バンコク
第 8 幕     メーサイ
第 9 幕     タチレク
エピローグ   援蒋ルート総括
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第8幕 メーサイ〜ゴールデントライアングル・タイ側〜
【踏査日】2009年8月下旬  【レポート】ペロッと斬♪鮫

一晩明けてバンコク・スワンナプーム国際空港です!
皆さん。大変長らくお待たせしました!

本日、コレより東アジアに遺る最期の魔境!
ゴールデン・トライアングルに向けて出発します!
魔境! ゴールデントライアングル!
ううっ! なんてステキな言葉!

トシガイもなくワクワクしてやや寝不足ですっ!

さて。まず乗るのはタイ国内線! TG130便です!

コレでタイ北部の要所・チェンライまで飛びます

朝8時20分の便とはゆえ

けっこーな乗客数です!

さあ! それでは準備も整ったよーだし、行きますか!

バンコク・スワンナプームを今、発ちます!
チェンライまでのフライト時間は約1時間!

窓辺にはずっと積乱雲の空が続きます!

さて。少し落ち着いてきたトコで
ゴールデン・トライアングルについて、ちょこっとお勉強です

ゴールデントライアングルはもともとタイ、ラオス、ミャンマーの
国境付近のエリアの総称です。ただその名があまりにも世界的に
なってしまったため、『こりゃ観光に使えっぞ!』と
山っ気を出したのか、タイは三国の国境ラインが交錯する

『ソップ・ルアック村』をゴールデン・トライアングルとし
一方、ミャンマーは、このエリアでもっとも繁栄した自国都市の
タチレクのセンターサークル(中央広場)に

『CITY OF THE GORLDEN TRIANGLE』の碑を建てました
ぢゃ。ラオスは‥‥とゆ〜と。ラオスにはないんですね

ま。そんなカンジで、ゴールデンな大看板を争って
タイとミャンマーが観光戦争をしてるワケですが
ぢゃ。そもそも、なんで、こんな山深い国境地帯が
世界的に有名になったのか、とゆ〜と、その原因は
ミャンマー中央政府が全土を統一できてないコトに他なりません
ミャンマー領東部‥‥タイ、ラオス、中国と接する地域に
地図には乗ってない国があります

シャン・ステーツ‥‥『シャン州』と呼ばれる地域ですが
ココが中央政府から独立した武装国家となってます
なんで、ミャンマー政府がココを統治できないのか‥‥
その解説はWikipediaなどに任せるとして
シャン州はミャンマー政府からの独立戦争をする上で
オカネが必要となってきます。ただこのあたりは

見てのとーり山深い地。ロクにカネになる産業がありません
そこでシャン州は何をやったのか‥‥?
その答えを、シャン州は近代東洋史から学びました
18世紀にイギリスが中国からカネをふんだくったあの方法
‥‥‥‥そう。麻草栽培です
ココから運ばれるケシ、大麻、ヤーバー、マリファナなどが
アヘン、ガンサ、覚せい剤へと姿を変えて
タイ、ラオス、中国、ベトナムなどへと流れてきました
で。そーした事実を英国BBCが番組の中で伝え
この地域のコトを『ゴールデン・トライアングル』と称したコトが
『魔境伝説』の始まりとされてます
では。今日のゴールデン・トライアングルはどーなってるのか?
とゆ〜と、麻薬商売を指揮してたシャン州解放軍のクン・サー将軍は
国際指名手配され、2007年10月26日にヤンゴンで死亡してから
シャン州は勢いを落とし、柔軟政策となりました

ま。いろいろ武力衝突はあるんですが、一応は平和なよーです

‥‥てなカンジ。先生のゆ〜コト、わかりました?
ま。ウダヴタ言いましたが、よーはこんなカンジですか
・ゴールデントライアングルは地名ではない
・かつては世界的麻薬栽培地として有名だった
・武力衝突はあるけど、現在は一応、平和

このポイントさえ抑えとけば、この旅行記は楽しくなります

逆に、これを理解しないまま読むとオチコボレになって
社会からつまみだされ、麻薬に手を染めるよーになります
その麻薬の裏表紙に『made in G3』と書いてあって
『ああ。コレがあのときゆってた‥‥』と嘆いてももー遅い!

さて‥‥そんなカンジで概要がわかったトコで
そろそろ窓辺はタイ北部山岳地帯の様相となってきました

ゴールデン戦線の橋頭堡・チェンライ空港に到着です!

タイ最北部に位置するチェンライ空港‥‥
ミャンマー、ラオスの越境ルート上にあるにもかかわらず
周囲は見渡す限りの大平原。ひっっっじょ〜に小さい空港です
どれぐらい小さい空港か、わかりやすくゆ〜と‥‥‥
あ、アレが良いかな?

あの、離陸間際の小型飛行機に注目しませう

まず。飛行機は駐機場から滑走路へと向かいます

で。どーゆーワケか、滑走路を左に折れてズンズン進み

滑走路の端で180度ターンして、一気に離陸‥‥
わかりますか? つまり、この空港‥‥
誘導路(タクシーウェイ)がないんですよね〜

つまり。一機が離陸や着陸状態となったら
それが終わるまで他の飛行機は動かせられないコトになります
日本だったら、まず考えられない欠陥空港なんですが
それだけこの空港を離発着する便数が少ない証拠ですね
ちなみに。そんな欠陥空港の空港ビル内部はコチラ!

『アイスクリーム屋ぐらいしかない』と揶揄されてたワリには
色々とコンパクトに納まってます

→拡大マップ[日本語訳付き]
おそらくチェンライ空港をココまで詳しく説明したサイトって
ウチが初めてぢゃないのかな?

ま。そんなカンジで無事、チェンライまで来たトコで
いよいよ国境地帯へと歩みだそうと思います
さて。こっから目的地・メーサイまで行くには
ダイレクトに行く交通手段がないんですよ‥‥
一番安い方法は、タクシーでチェンライ市内に出て
そこから長距離バスに乗る手がありますが
それはあくまでカネのないバックパッカーどもの常套手段です
カネはあれども時間がない! そんなあにめチックは

車を一台チャーターします!
料金は言い値で800バーツ(=2,400円)! とんだ山賊商売です!
タイの山奥でスカイライナーよりもバカ高い料金を支払い

国道1号線をひたすら北への一本道!
目指すはタイ最北端・メーサイです!
エアコンの効いたワンボックスを占有し
まったりくつろいでたら、おんや〜?

反対車線でタイ国軍兵士が検問をやってますね〜
チェンライ←メーサイには2箇所の検問があります
ヤツラの狙いはもちろん麻薬。ただ最近は
違法コピーDVDとミャンマー製の偽タバコも加わってます
検問はメーサイからチェンライに向かう車線だけですが
全ての車両に対し全品検査が実施されてます
ちなみに私も帰りに全品検査を受け
スーツケースからバックから、すべて開けられました
ま。現地調達、現地破棄が基本なあにめチックなんで
やましいモン(海賊版DVD)はタチレク、メーサイで
棄ててきましたので、10分ほどで解放されましたが
タイ政府はココで水際対策をしてるワケです
(逆にゆ〜と、メーサイは棄ててるコトになりますけどね)
なるほど‥‥こりゃ、バンコクに中国製海賊版がないワケだ
と納得しましたが、あとで運転手に聞いたら
『10米ドルの賄賂を支払えばフリーパスだよ?』
‥‥だって。なんだよ! 国軍を買収できんの?
そんなこんなで、国境らしいキナ臭さが増してきたトコで

いよいよ車はタイ・ミャンマー国境の街・メーサイに到着しました
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